いい加減うんざりなのだが今日から5度目の入院生活が始まった。
スケジュールは同じ。
丸4日入院して5日目に退院。
その間に抗癌剤を2種類。
1つは3時間で終わるやつ。それを4回。
もう1つは24時間かかるやつ。それは3回。
病室に入るやいなや、身体が拒絶する。
においがもう駄目だ。
病室独特のにおい。
一緒に来た妻はそこまで感じなかったらしい。
私も最初の頃は感じなかった。
でも今はとても強く感じる。
身体が拒絶しているのが自分でよく分かる。
妻曰く「つわり」みたいな感じでにおいに敏感になったのかもね、との事だが、確かにそんな感じだ。この病室のにおい、抗癌剤のにおいにやたらと敏感になっている。
とても不快なものだ。
中学の時に登校拒否の生徒がクラスにいた。
何でかな〜?と当時は分からなかったが、今は何となく分かる。理屈抜きに受け付けない、そういうものが存在するのだろう。
私も帰れるなら今すぐ帰りたい。
今回の病棟は新しい方の建物で、ハッキリ言ってその辺のホテルより豪華だ。
ロビーからして立派なホテルにしか見えない。
各階に病室以外にレクリエーションスペース的なものがあり、病室にいるよりこちらの方が落ち着くので私はちょくちょく来ている。
今もそうだ。
とにかく病室が1番嫌だ。
自宅が1番だ。




